アンティークマーケット

久しぶりに休日が晴れた。

それだけで体が軽く感じられた。

ところで、今日は楽しみしていたアンティークマーケットに行ってきた。

開場から1時間程度で入場したためか、人出もそこそこ。

ゆっくりと見てまわることができた。

昼食はフードトラックと決めていたけど、あっさり変更することにした。

会場に向かう途中で、灯りのついていないカレー店に、お客が並び始めていたのを見たのだ。

そのお店が、どうにも気になり足を運んだのだった。

改めて店舗をよく見ると「スパイスカレー」って書いてあった。

カレー、大好き。

当然、迷いなく、店舗からはみ出している列に並んだ。

カレーの匂いの中、難しいけど面白い本を読みながら待つ、その時間もなんか楽しかった。

いざ、入店し、注文をし、お料理が運ばれてくると。。。

もう、その見た目だけで幸せを感じるあらゆる感情が、心から吹き出してきた。

丸い木の皿に、全てが完璧に盛り付けられていた。

上方に半円のほかほか白米。湯気たってた。

米と皿の間には、なんか可愛い、お野菜の付け合わせが幾種類か乗っていた。

皿の右半分には大ぶりにカットされ、煮込まれた光る大根とサバのカレー。

左半分にはこれまたムチムチした大きなチキンのカレー。

白米の下。お皿中央には左から右へと、トッピングで頼んだ砂肝マサラが走っていた。

白、茶色、の上には鮮やかな緑色のパクチーがパラパラと。。。

いざ口にし始めると、美しい、美味しい、楽しい、新鮮な驚き、、とまあ大変な幸せが。

お食事中、ずっと続くんですよ!

カレーはもちろんなんだけど。

生まれて初めて食した、というか、メニューでも初めて見た、砂肝マサラ。

食感も味も新鮮で、カレーにもあって、多分、ビールにも非常によく合うんだろう。

というか、ビールを欲する心が芽生える美味しさ。

でもカレーが美味しすぎて、、、。

ビール飲んだら、ビールの苦味でこの美味しさを深く味わえなくなりそうで飲めなかった。

次に行くときは、まずビールを飲んで。

カレーを待って。

お料理が出てきたら、砂肝とビールを楽しんで。次にカレーを潜らせた砂肝とビールを楽しんで。

そしたらビールは飲みきっちゃって。次にカレーとビールを楽しむ。

という窮屈な作戦をたてつつ、完食した。

そして、カレーの上に散りばめられたパクチー。

噛むとパクチーの香りがスパイスに合わさって、鼻に抜けていく。

脳内に熱気と湿った空気、スパイスや花、雨なんかが混じったタイの街が瞬時に再生される。

初めてパクチーを食べたのはタイであって。

あの湿度、温度の中で食べ続けたあの草は、私の中で、タイの匂いや味、湿度を思い出すトリガーとなっていた。

常々、この嗅覚の思い出は強烈だと感じている。

パクチーを見て、タイを思い出すことはないのに、いざ口に含み、歯でそれを擦りきった時の匂いで、一瞬にして私の脳はタイに飛んで行ってしまうんだから。

日本の晩秋にいただいた、おいいしいカレー。

時々、脳内にタイの空気を感じながら、信じられないほど美味しい昼食を終えた。

その後、再びマーケットに戻るものの、何も購入せずマーケットを後にした。

歳のせいか終活の2文字もちらつき、財布の紐もかため。

そして何より、マーケットを楽しむ来場者の方の笑顔やはしゃぐ声が、なんか一番よかった。

デパートや本屋を周り帰宅した。

私の持ち物のビンテージはそのうちアンティークになるんだろうし。

アンティークはもっとアンティークを極めていくのだろう。

いつかアンティークマーケットで私の持ち物たちが、誰かの手に渡るかも知れないね。

その時、もう少し丁寧に扱っておいてあげたらよかったと思わないよう、物たちを、今まで以上に丁寧に取り扱って、楽しんで使っていこうと思った。

楽しい1日だった。

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